生産から25年ほど経っているEX-4.
おそらくですがスイングアームは一度も整備されずに今に至っていると思われるので、一度分解し中を確認してみることにしました
1 まずはタイヤを外します。
3 次にリアサスと繋がっているリンクロッドを外します。左右に2本。
外すときにサスのリンク部分の下にジャッキを噛ませると外しやすいです
5 スイングアームのシャフトを外します。赤丸の部分のカバーを左右外してボルトを外していきます。抜き出すときはプラハンでこんこんたたいてあげると抜け出てきます
ベアリングの状態は良好でした。二流化モリブデングリスの指定なので塗っておきます
チェーン側のベアリングはチェーングリスのためドロドロ。掃除してからシールを取り外して同じくグリスアップ
スイングアームシャフトが入っている鉄の筒の外観。変色しているのは圧か何かがかかるところなんでしょうか?替えの部品も無いですし指定の二硫化モリブデングリスを塗布してからアーム内に戻しておきました
左右に二か所オイルシールが入ってます。結構膨張しててボロボロになっていました。あらかじめ用意しておいたので今回は交換を実施。
消耗品ですし滅多に外さないので交換しておいたほうが無難だと思います。
事前にバイク屋のおやじさんに聞いてたんですが、
事前にシールを用意して綺麗にグリスアップする事
無理な力で取り外さない事
と注意を受けてからチャレンジしてみました。
なお、ここのニードルベアリングが破砕することはまず無いとの事。(あったんなら相当負荷がかかり、事故にあって歪んでるかよほどの劣悪環境に放置されているメンテ状態の車両だろうと言ってました)
実施した結果ですが路面の追従性が明らかによくなってます。ゴトゴトとした感触だった路面がコトコトスルスルといった感覚に代わってます。
以前サスの交換をしたほうがいいのか?とオヤジさんに聞いた事があります。
その時には
サスの強化や交換も大切だが、こういったところの基礎メンテナンスをして初めて活きてくるから、そこを整備した後に考えろ
と言われた事があります。
先人の教えって大切ですねぇ こうも変わるとは。
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