2月下旬の晴れた日和に兵庫県加西市にある小谷城に行ってきました
小谷城と言うと有名な滋賀県のお城を思い浮かべますがここは小さな山城で地元に愛されている感が良く出ていて癒し空間でした。
駐車場は麓にある公民館前で、かなりの台数が止められます。完全に地元の公民館なので周りはのどかな山間の住宅地である事。間違っても違法改造車が近寄ってほしくない空間です
駐車場にある案内図
駐車場から登り口
手作り感満載の看板が入口の目印
入口の看板を進み民家の前にある小道を登って行くとお寺が見えてきます。 このお寺の裏側が城跡への登り口。おトイレが有るにはあるのですが、ちょっと使っていいのかわからない雰囲気で入りづらいかと。お声をおかけした方が無難かな
立派な仁王様が目印
しばらく進んで行くと奥手に遊歩道入口の看板があり、柵で閉じられた扉から中にお入れます。 この近くに入山者数をカウントする装置があるので紐を引っ張ってお知らせしておきましょう。
道中の道ですが綺麗に整備されていて特に足を取られるようなガㇾている場所はありませんでした。登りやすい服装であればそんなに苦労はしないと思います。
所々に地元の方が手入れをしている看板・ベンチや小鳥の巣箱などがあり、本当に大切にされている場所なんだなぁと感じました。
整備されていて歩きやすい
しっかりロープも張られています
ちょっと登ったところで振り返るとさっきのお寺が小さく見えました
綺麗な休憩のベンチ ありがたや
手作り看板とお地蔵様がほっこりさせてくれます
ここは張り出し状になっているので何かの施設があったのかも
途中道の脇のまっすぐ伸びる空間 堀切にしては浅いし道の跡?
綺麗な巣箱がありました
20分ほど歩くと少しずつ頂上に近くなる雰囲気の道に代わってきます
この辺りまで来ると気持ちの良い景色に
登り始めて20~30分ほどで大きな小谷城の看板がお出迎え。頂上に着きました。
三の丸→二の丸→本丸 と続いているのですがこれがまた可愛らしいこじんまりした感じになっていてまたほっこり。
しかし可愛らしいとはいえ構造が解りやすく石垣はありませんが、板・土塀の中世の山城の雰囲気は満点。整備も行き届いていて当時の建造物はないとはいえどんな空間に城があったのかが良くわかる貴重な場所だと思います。
三の丸の下から 段上になっている事がよくわかります
三の丸跡 10m四方くらいの楕円形
三の丸から二の丸を眺めた景色 二の丸はもっと小さい事が良く解ります
二の丸から三の丸方向を見た風景 手入れをされていて形が良くつかめます
本丸は結構広く、景色が良く見えるようにここも手入れされていました。 市街地と反対側は急峻な斜面と山々が続いていて、ここが山城である事を思い出させてくれます。
トイレなどの施設はないのですが休憩できるように東屋があり、テーブルもあります。
ここにきて一番感動したのは東屋にはいろんな活動の歴史や資料の写真が壁面にいっぱい飾られていて地元の方々がいかにこの城跡を大事に守っているのかを知ることができた事です。
景色も良いのですがこういう手作りな資料や地元に愛されてる感のある看板などを拝見できるのは登ってきた人だけの特権ですよね
色んなご苦労をされて守られていると伝わってきます
城の略図と説明 解りやすい
東屋で資料を拝見し景色を眺めながらのんびりコーヒーをいただきました
風の音と小鳥の鳴き声 木々のざわめく音、極上の癒し空間です 1時間ほど滞在して下山することにしました
(中国自動車道に近いと言えば近いので、たまに聞こえる迷惑な改造バイクの爆音が遠くで聞こえるのは貧相な音というかなんというか、、、なんだか恥ずかしい気分になりました (;’∀’))
下山は違う尾根伝いのルートで帰ってみることに。
こっちのルートは急坂が多い尾根沿いの山道でアップダウンがきつく結構な運動になります
ここの小鳥は写真を撮らせてくれる程度の距離に来てくれます
アップダウンがそれなりにあります
尾根沿いの道感満載
ふもとまで下りてくると同じように扉付きの柵があり、鍵を開けて外に出れました。
このルートは市道に出るため扉を出るとアスファルトの道になります。
写真は撮れませんでしたがこの道沿いも野鳥が沢山いるようで、小鳥サイズから中型の鳥までいろんな種類がいて楽しい道でした
兵庫県加西市にある小谷城。有名な城ではありませんが綺麗な景色・癒し空間・大切にしている地元の方の思いが感じられる素晴らしい山城跡でした。
ちなみにすれ違った登山客はご夫婦1組のみ。知る人ぞ知る城跡なのかもしれません
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