ベアリングレース交換 失敗するパターンその1

フロントフォークのオイル交換をする際にずっと気になっていたベアリングのグリス状態。今回思い立って交換する事にしたんですが、、、

見事に悪い方向ばかりへ突き進みました。バイク整備に熱意を燃やすサンメカさんで初めての方には味わって欲しくない失敗をしでかしたので、敢えての恥さらし記録を付けていきます

フロントタイヤ・フォークを外した状態でステアリングの確認をすると明らかにゴロゴロを感じました。これは良くない。もう一台のXF650が元気な間に整備してみよう。

・恐らくベアリングはダメになっているのだろう(そうでもなくても20年以上前のものだろうし予防交換する)

・ベアリングレースに打痕があったら嫌なのでこれも先に取り寄せ交換しよう

という訳で部品を取り寄せした後に分解する事としました(ここまではいつも通り慎重にしてたのになぁ。。。)

EX4は構造がシンプルなので最初にトップブリッジを外してロックナットを外すとアッサリと分解完了。

ロックナットが曲者なのではないかと持っていたんですが手で緩むものだったのには多少驚いたのと

なんだ これなら楽勝(´ー`)♪

と思ってしまったのがまずは第一の失敗。

その後ベアリングレースを取り外すんですがこれがまた・・・難しい方からと思って上側のレースを鉄の棒で下側からコンコン叩くと結構あっさりと外れてくれました。

おー なんだ慎重にやれって書いてあったのに 俺も腕上げたかな?(*ノωノ)♪

ここで第二の失敗。

 

さて今度は下側のレースを外していきます。

覗き込んだ先にレースのツバの輪郭が見えこれを鉄の棒や貫通ドライバーで叩けばいいと先人達は記しておりました。ならばと思い叩いてみたんですがビクともしない。 おまけに滑る。

先ほどの2つの失敗があり油断していたのでしょう、ここは少し力任せに行けばいいのだろうと1時間ほど叩いてました。(いつもなら調べるんですが。。。)

ここで第三の失敗

おかしい、、、外れない 少し動いているのは下側からレースのお上側を指でなぞって隙間を感じるのでわかるのですが、そこから先にはどうしても進まない。ちょっとカタがっているような。。。

ここでWebで検索をし先人たちの教えを乞う事に。

見てみるとステムベアリングレースリムーバーなるものが世の中にはあると。

内側に差し込みツバにリムーバーをひっかけて打撃出来る箇所を広げると同時により傾きにくく力を与えられる。

ああこれを使えば抜けるのね。 と工具を買いに走るのでした。

今回の反省点

第一の反省

初めての箇所は知らない事が多い 油断してはいけない

(最初に情報収集はしっかりと 注意点を先人達は教えてくれています)

第二の反省

自分の腕を過信しない たまたま上手くいったのかもと戒めるべし

(プロでも慎重にやる作業を自分が簡単に出来てしまった たまたま?と慎重になるくらいでないとダメ)

第三の反省

先人たちの忠告は無視してはいけない。 立ち止まって観察すべし

(今回は傾きには特に注意するようにと先人達が同じ意見を述べている。)

少しぐらいカタがってもまぁ行けるだろう さっきは簡単に取れたんだし と思っちゃったのが大きな引き金になったわけですね おまけに力任せにぶん殴ってるし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です